2021年2月の記事一覧

第3回学校運営協議会が開催されました

 学校運営協議会制度とはコミュニティ・スクールとも言われ、学校が地域住民等と目標やビジョンを共有し、地域と一体になって子どもたちを育む「地域とともにある学校づくり」をめざしていくための組織です。

 参加していただいた、評議員のみなさんと共に今年度を振り返り、山東小学校の現状、成果、課題について話し合いました。有意義な会議となり、また来年度、開校11年目を迎える山東小学校が、さらに素敵な学校になっていくよう、活力をいただきました。

 

 

 

6年生 キャリア教育

 2月17日(水)5校時に6年生で、キャリア教育の一環として、東黒田駐在所の関戸雅憲さんにご来校いただき、警察の仕事についてや、仕事の上でつらかったこと、うれしかったことなどをお話しいただきました。

 暑い中や寒い中での交通整理など、現場での「ご苦労」や、犯人を捕まえて盗まれた物を持ち主に返して喜んでいただけたときの「やりがい」、社会の安全と安心のために協力してくれるたくさんの人たちと一緒に活動できることの「喜び」などのお話を聞いて、子どもたちは、「働くことの意義」について、様々なことを学ぶことができたと思います。

 子どもたちは、仕事をされているエリアや、いつも身につけておられる物、詐欺に関することなど質問しました。子どもたちは、メモを取りながら興味深くお話を聞いていました。

1年生 昔の遊び

 2月12日(金)2校時、1年生で「昔の遊び」の学習をしました。ゲストティーチャーとして、校区地域の6名の方にご来校いただき、1年生の児童たちは、3,4名のグループに分かれて、5つの遊び(竹とんぼ、竹馬、コマ回し、あやとり、お手玉)を教えていただきました。

 竹とんぼでは、練習を重ねるうちに少しずつ飛ぶようになり、すっかり夢中になって、いつの間にか暑くなってきたのか上着を脱いで取り組む児童もいました。

 竹馬では、指導者の方に「力をぬいて。前へ『ぐぅー』と押さないと。」等のアドバイスを受けて、バランスをとりながら、粘り強く頑張りました。児童の「むずーい!(難しいの意味)」の声には、「難しいからこそ、練習してできるようになると、『やったー!』て、なるで。」とはげましていただき、児童は一生懸命練習を続けていました。

 コマ回しでは、きれいにコマにひもを巻き付けてコマを投げ、指導者の方から「上手に回ったな!」と言われて、満足そうな表情をうかべる児童もいました。

 あやとりでは、カラフルな毛糸を使って、「『ほうき』やってみようか。この指をここに入れて、ぎゅっと引っ張るの。」やさしくゆっくりご指導を受けて、熱心に取り組めました。

 お手玉は、指導者の方に「何回できるかな。目の前に手をもってくると、うまくできるでしょ。」と、コツを教えていただいて、楽しく取り組めました。

 児童たちは、「昔の遊び」の授業を通して、最近では、あまりやらなくなった遊びを知り、地域の皆さんのご指導のもと、昔の遊びを体験することができました。

6年生 命の授業 ~絵本 えつこさんとムラサキ公園 ALSのおばちゃんの話~

 2月10日(水)5校時、6年生の教室に絵本「えつこさんとムラサキ公園~ALSのおばちゃんの話~」の著者である鷲見環さんに来ていただきました。鷲見さんが書かれたこの本に出てくる「えつこさん」は、実在する方で、鷲見さんの学生時代からの友達です。現在、難病に指定されているALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症され、闘病中です。鷲見さんは、えつこさんとの交流を通して、闘病しながらも、自分の命を全うしようとする姿を多くの人に伝えたいという思いで、子どもたちに語ってくださいました。

 会話ができないえつこさんは、ベッドに横たわったまま視線とまばたきで文字を入力して会話をされているそうです。6年生の子どもたちも少し体験させていただきました。

 えつこさんは、「体をうごかすことができない。食べることも、話すこともできない。」しかし、「見える。聞こえる。感じられる。考えることができる。伝えることができる。」と教えていただきました。

 6年生の子どもたちは卒業間近です。卒業式に竹内まりや作曲の「いのちのうた」を歌うため練習中です。この歌は、「生きてゆくことの意味~」という歌詞から始まります。えつこさんが「生きよう」とする思いも歌声にのせ、卒業の日を迎えてほしいと思います。

 

3年生 伊吹山文化資料館へ行きました

 2月9日(火)3年生が社会科「市のようすとくらしのうつりかわり」の学習で、伊吹山文化資料館へ行きました。

 資料館では、「友の会」の方々に大変お世話になり、4班に分かれて新型コロナウイルス感染対策をしていただきながら、詳しく教えていただきました。

①縄ない

 ここでは、マンツーマンで縄ないの仕方や、縄やわらが生活のいたるところに使われていたことを教えていただきました。友の会の方と子どもの間にはパーティションが用意されていて、子どもたちのためにコロナ対策が万全にされていました。

 

 

 

 

 

 

②昔の道具・石臼できなこ作り

 ここでは資料館にある様々な昔の道具について、説明していただきました。かまど、昔のお風呂、電話、木でできた台所など、子どもたちの今の家には存在しないものばかりでした。石臼できなこをひくと、目の前で大豆がきなことしてこぼれ落ちてくるのを目の当たりにし、子どもたちはびっくりしていました。

 

 

 

 

 

 

③かき餅

 火鉢を使って、かき餅を作っていただきました。玄関先でしたので少し寒いかと思いきや、火鉢を囲むと、柔らかな温かさが伝わってきます。五徳の上に網を乗せ、友の会の方が上手にかき餅を焦がさないようにひっくり返します。「おばあちゃん達が子どものころは、これがおやつやったんやで。」「かき餅は1ヶ月ほど乾燥させるから、今のみんなみたいにスーパーで買ってきてすぐ食べるなんてできなかったよ」など教えてくださいました。

 

 

 

 

 

 

④イヌワシ・鉄道の話

 この地域に生息しているイヌワシの話を聞きました。国内でも約500羽しかいないと聞きました。資料館には剥製があり、翼を広げた時の大きさや爪の鋭さを見ることができました。また、以前、国鉄で機関車の石炭をくべていたていた方の話を聞くことができました。石炭はただ入れるだけでなく、技術がいることを教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

たくさんの方にお世話になり、3年生は深い学びをさせていただきました。

 

 

 

 

4月から元気に学校に来てね!【入学予定者半日入学】

 2月2日(火)午後から、来年度山東小学校に入学する予定の子どもたちが、学校に来てくれました。受付でお家の方とは離れ、保護者の方が入学説明会の間、前半は1年生教室で、過ごしました。

 さて、5歳児の子どもたちよりも緊張していたのは、1年生の子どもたちです。おもてなしをするために、学習に関するクイズやじゃんけんゲームを生かした数の問題、鍵盤ハーモニカの発表など、全て子どもたちが進行をし、5歳児の子どもたちに楽しんでもらえるようにと練習してきたものを披露しました。また、大きな声で歌えないかわりに、大きな振り付けで手話の歌を披露しました。

 今年度の1年生の子どもたちは、入学式から4日後、自宅学習になってしまい、6月からの学校生活に不安をいだきながらも、ここまで大きく成長したんだと感じさせるすばらしい発表でした。

 また、5歳児の子どもたちとブンブンゴマを作る計画もしていて、5歳児の子どもたちもとても喜んでくれたようです。

 後半、5歳児のみんなは、1年生のお兄さんお姉さんとお別れをし、今度は5年生の子どもたちと交流をしました。5年生は優しく語りかけ、学校を案内して回ったりしました。お家の方が迎えに来るまで、絵本や紙芝居を持ってきて、読み聞かせをする姿もありました。こんな優しいお兄さんお姉さんがいる山東小学校に4月から元気に登校してきてほしいと思います。