6年生 命の授業 ~絵本 えつこさんとムラサキ公園 ALSのおばちゃんの話~
2月10日(水)5校時、6年生の教室に絵本「えつこさんとムラサキ公園~ALSのおばちゃんの話~」の著者である鷲見環さんに来ていただきました。鷲見さんが書かれたこの本に出てくる「えつこさん」は、実在する方で、鷲見さんの学生時代からの友達です。現在、難病に指定されているALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症され、闘病中です。鷲見さんは、えつこさんとの交流を通して、闘病しながらも、自分の命を全うしようとする姿を多くの人に伝えたいという思いで、子どもたちに語ってくださいました。
会話ができないえつこさんは、ベッドに横たわったまま視線とまばたきで文字を入力して会話をされているそうです。6年生の子どもたちも少し体験させていただきました。
えつこさんは、「体をうごかすことができない。食べることも、話すこともできない。」しかし、「見える。聞こえる。感じられる。考えることができる。伝えることができる。」と教えていただきました。
6年生の子どもたちは卒業間近です。卒業式に竹内まりや作曲の「いのちのうた」を歌うため練習中です。この歌は、「生きてゆくことの意味~」という歌詞から始まります。えつこさんが「生きよう」とする思いも歌声にのせ、卒業の日を迎えてほしいと思います。